マイ♡スイートホーム in Britain

イギリスお家奮闘記

沈黙の行列

イギリスは外出禁止令発表後、初めての週末を迎えました。

 

あの後感染が怖くてスーパーに行くのはやはりためらいがあり、

冷凍食品や缶詰などで何とかしのいでいましたが、

とうとう冷蔵庫の中がほぼ空っぽになってしまったので、

今日は食料品の買い出しに行かなければなりません。

 

発表後のスーパーの様子はテレビやネットでは見ていましたが、

実際に近くのスーパーにどれ位在庫があるのか、

どれくらい混雑しているのか状況が分かりません。

でもとにかく、なるべく朝早く行った方がいいという事で、

起きて直ぐ、着替えもそこそこに近くのASDAに向かいました。

念のため2人ともマスクを着用。日本から持って来て良かった!

朝食をとっていないのでお腹がグーグー鳴りましたが、

背に腹は、いやコロナに腹は替えられぬ。

 

9時過ぎ。

駐車場に着くと、いつもの週末より車が少ない。

「ラッキー!やっぱり田舎はのんびりしてていいね」

「土曜日の朝だからみんな寝坊してるんだよ」

なんてノー天気な事を言いながらカートを取りに入口に向かうと、

目にしたのは長〜い 入場制限の行列。

スーパーを取り巻くように、その距離100メートル以上。

ざっと数えて50人以上が並んでいます。

 

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行列自体はこの国では特に珍しくもないのですが、

いつもの行列と違うのは、

人々が約2メートルの間隔を空けて並んでいること。

 

Facebookに誰かがアップしてた写真とそっくり! 🙀

 

しかも彼らは静かに、黙って並んでいるのです。

私達のような2人連れはほとんどいなく、

1人でカートを手にしじっと前を見つめているか、

スマホをいじっている。

日本なら、

脇にいる彼女に良いところ見せようといきがるお兄ちゃんとか、

キレやすい中年のおじさんとか、

店員をどやしつける輩が必ず1人や2人は出てくるのに。

整然と、とても行儀よく順番を待つ人々。

 

偉いね〜  イギリス人。👏

 

「列に並ぶのは慣れてるからね」

と少し得意げな夫。

日本人だってディズニーランドの順番待ちで慣れてるはずなのに、ね。

 

もちろん私達の田舎町でもヨーロッパなどからの移民は少なくないので、

待っている人全員がイギリス人ではないと思いますが、

行列における礼儀正しさは、この国の美徳のひとつ。

移民の人達もきっとその良い影響を受けているのでしょうね。

 

長い行列にもかかわらず、間隔を空けて並んでいるので、

実際の待ち時間は見た目のインパクトよりずっと短く、

直ぐに私達の順番が来て15分位で中に入る事が出来ました。

 

入口で入場制限している店員さんは背の高い屈強な青年で、

時々質問しにくる(文句でなく)お客さんに愛想よく、

でもキリッと応対していました。

日本の店員さんもただ恐縮してひたすらお客さんに頭を下げるのでなく、

ガラの悪い客にはもっと毅然とした態度を取れば良いのに。

 

駐車場ではパトカーもパトロールして警戒に当たっています。

これじゃあ例え文句を言って騒いだところで問答無用と追い返されるか、

もっと悪ければ来店禁止、

最悪逮捕されるのが落ちだな、と感心。

 

入場制限のお陰で店内は人が少なく、ごった返すようなこともないので、

濃厚接触の恐れは少なそうです。

外で待っている人達のためになるべく買い物を済ませようと、

私達は2手に分かれて売り場に向かいました。

 

時間が早かったせいか、

心配していた肉も野菜も卵もパンも、

どの棚にも商品はふんだんにあり、欲しかったものは全て買え、

パスタも1ヶ月以上ぶりに入手する事ができました。

 

レジの前にも2メートル間隔を空けるテープが貼られていましたが、

どのレジも空いていて私達の前にいたのは2名、後ろも1名のみ。

いつもより早くレジを抜ける事が出来ました。

 

家に帰り10時半くらいに遅い朝食をとり、ようやくひと息。

朝食を食べてから行っていたら、

きっともっと長い行列に並ばなければならなかったと思います。

 

私達の行ったASDAでは、

月水金の午前8時から9時までの1時間、

お年寄りとかでハンディキャップのある人達、

そしてNHSの関係者は優先的に入店出来るようです。

 

でも今日のようなお天気の良い暖かい日は良いですが、

雨の日や寒い日の屋外での行列はこたえるでしょうね。

コロナの1日も早い終息を願うばかりです。

 

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ある貧困家庭の食卓

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今朝、シリアル用のボウルにカットしたリンゴを盛ってヨーグルトとハチミツをかけて食べていたら、

夫が苦笑いしながら言いました。

「普通はこれだけで朝食になるんだけどね」

 

夫によると、大抵のイギリス人の朝食は、

トーストとコーヒーか紅茶

または、シリアルとコーヒーか紅茶

または、ヨーグルトとコーヒーか紅茶

以上。

だそう。

 

一方、我が家の朝食のメニューはいつも大体こんな感じ。↓

フライドエッグかオムレツ、ベーコンにマッシュルーム、

レタスとトマトとキュウリのサラダ、

トースト、コーヒー、オレンジジュース、豆乳、

そして締めはカットしたフルーツのヨーグルト添え。

一般的な?イギリス人の朝食よりはかなり多めです。

 

私が専業主婦で夫も家で仕事する事が多く、

朝時間的に余裕があるからというのもありますが、

2人とも大食いなので、これくらい食べないとお腹が空いてしまうのです。

でもとってもバランスの取れた健康的なメニューだと思いますけど?

 

イギリスの伝統的な朝食と言うと、

こってりしたソーセージやベイクドビーンズ、ベイクドトマトやスクランブルエッグ、

意味不明に薄〜くスライスされた三角形のトーストが山のように付いてくる、

超ヘビーなフルイングリッシュ・ブレックファーストを思い浮かべる人が多いですが、

これを毎日家庭で食べるイギリス人はほぼ皆無。

実際にお目にかかれるのはホテルかカフェのみとは聞いていました。

でも日本人より体デカイのに、トーストとコーヒーだけでよくお昼まで保つなぁ。

 

「オフィスでは午前中にお茶してスナックを食べるから」

 

なるほど。

元いた会社のロンドン支店に主張で来た時、

みんな仕事そっちのけでワイワイやってたっけ。

 

とにかく、夫も私も朝食だけでなくランチもディナーも3食がっつり食べ、デザートも欠かさないので、

毎週末のスーパーでの買い物はほぼ全てが食料品。

カートが山盛りになります。

野菜も大量に使うので、剥いた野菜の皮を入れるコンポスト用の容器がたちまち満杯になり、頻繁に捨てに行かなければならないほどです。

 

「我が家のエンゲル係数絶対に高いよね。

食料品しか買わないもん。

うちは貧困家庭だ」

 

と笑うと、

夫は何のことやらわからない様子。

エンゲル係数という言葉はこの国では馴染みがないらしい。

なので私が、

「支出に占める食費の割合のことだよ。

貧しい人は食費に当てるだけで精一杯で洋服とか他の物を買う余裕がないから、

エンゲル係数が高い傾向にあると言われてるんだよ」

と説明すると、

 

「貧困かどうかは関係ないと思う。

イギリス人は概して食事にお金はかけないよ。

フランス人のように食が一番大事とは考えていないから。

食事なんて燃料みたいなものだからね」

と、涼しい顔。

 

出た。😁

 

フランス人はイギリス料理を

「ゲキマズ。人間の食うもんじゃない」とこき下ろし、

それに対してイギリス人は、

「なんで食事なんかに大騒ぎするのかね。他に自慢するものないんか」

と馬鹿にする。

我がイギリス人夫もここでわざわざフランス人を引き合いに出さなくても良いのに。

笑える。

 

日本でも「イギリス料理はマズイ」が定番になっていますけど、

最近は有名なイギリス人シェフも沢山いるし、テレビでもお料理番組は大人気だし、

どこのレストランに行っても昔のようにガッカリさせられることはなく、

オシャレで味も普通に美味しいです。

イギリス人達もだいぶ食に対する意識が高くなってきたのかなと思ってましたが。

 

「テレビの料理番組はプレミアシップの中継と同じようなものだよ。

テレビを見てる人全てが実際にサッカーする訳じゃないでしょ?

料理番組だって同じで、みんな好きで見てたって大体は料理なんかしないでレディーミールを買って来て食べるんだよ」

と持論を展開。

 

確かにイギリスにおけるレディーミールや冷凍食品の消費量はとても多いらしく、

肥満の一因にもなっているそう。

スーパーには美味しそうなレディーミールが山と積まれ、種類も豊富。

うちでも旅行から帰って来て疲れてる時や、

引越し前後の多忙な時に何度か買いましたが、

カレーやチャイニーズなんかは結構イケます。

レンジやオーブンで温めるだけだから、

一人暮らしの人や共働きの奥様達には大助かりですよね。

 

それにしても、え?

私は毎日どんな献立にしようか、栄養のバランスとか色どりとか、

色々頭を悩ませていたというのに、

単に『燃料』を作ってたってことですか?💢

 

イラっとして詰め寄ると、夫は慌てて

「まさか!君の料理はどれも美味しいしフランス料理のようなクォリティだよ。

あ、それからうちは貧困家庭かもしれないけど、

ピカピカクリーンな貧困家庭だよね。

買い物で買うのは食料品と掃除用の洗剤だけだもの」

 

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ロックダウンでも買い占め不要 トイレットペーパーが何日もつか計算してくれるサイト

昨日の夜、ボリス・ジョンソン首相がついに3週間の不要不急の外出禁止(ロックダウン)をテレビで発表しました。

コロナウィルスの英国内感染者数は昨日時点で既に6500人を超え、

死者も300人以上となっていると言うのに、

再三の政府の要請を無視して出歩く人が後を絶ちません。

これは強硬措置に出るしかないですよね。

 

とは言え、3週間は長い。

とうとう恐れていたことが起きてしまいました。

ここ数週間スーパーには人々が殺到し、

私達の住む田舎町ですら多くの食料品や日常品の棚が空っぽ。

これからますます食料品や日常品の確保が難しくなりそう。

 

特にトイレットペーパーの不足は深刻で、どこのスーパーでも常に売り切れ状態です。

我が家の先週金曜日時点の在庫は11個だったので、

少し心配になって近所のスーパーを回るも、TESCO、LIDL、ALDIにはなく

ようやく小さなコーナーショップで4ロール入り1パックをゲット。

日曜日の朝ASDAに行き、開店後1時間くらい経っていたにも関わらず、

無事18ロール入りを2パック手に入れる事が出来ました。

でもテレビで見たような長い行列も殺気立った商品の奪い合いもなく、店内は至ってのどか。

私達が店を出た11時半頃でもまだペーパーは悠に20パック以上残っていたと思います。

 

トイレットペーパー争奪のピークは過ぎたのでしょうか?

それともたまたま私達がラッキーだったのか?

よくわかりませんが、昨日の公式発表を受けてトイレットペーパーの需要がドーンと増え、

再び手に入れにくくなる可能性もあります。

 

とにかくこれからは節約、節約。

ボッチャン対策やトイレパックなんかしてる場合じゃない。

心してこの国家的危機に対処しなければ。

 

昨日ネットを見ていたらこんなサイトがあるのを発見しました。

https://howmuchtoiletpaper.com/

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Toilet paper calculator

 

なんと手持ちのトイレットペーパーで何日保つかを計算してくれるサイトです。

トイレットペーパーの数量や1日のトイレ回数をインプットすると日数が自動計算されるのです。

私も早速試してみることに。

我が家は夫と私の2人家族なので、平均値を入力します。

Advance Options を選ぶと、家族の人数や1回当たりのお尻を拭く回数、

1回のお尻拭きに使うペーパーの枚数まで入力でき、より正確な数値が得られるらしい。

さてさて結果は?

 

3週間の自宅待機で140日。

 

3ヶ月から4ヶ月か。

ちょっと短すぎる気もするけど、まずまず。

 

正直今までの人生で、お尻を拭くペーパーの枚数を気にしたことはありませんが、

今回のコロナ危機だけじゃなくエコの観点からも気をつけた方がいいのかもしれません。

何せ我が夫は小の時には1枚しか使わないので、

我が家のトイレットペーパーのほとんどは私が消費しているわけです。

言い換えれば、トイレットペーパーの節約は私の使い方に掛かっている。

でも1回の枚数を減らすのは衛生上好ましくないので、トイレの回数を減らすしかありません。

 

私は特に冷え性というわけでないのですが、結構トイレが近い人。

ちょっと寒かったり水分を多目に取ったりすると直ぐにトイレに行きたくなります。

イギリス人達は寒い季節にパブの屋外の席でビールを飲み続けても、あまりトイレには行きません。

我が夫も然り。皮膚の厚さと膀胱のデカさの違いなのかといつも不思議に思います。

私はとにかく厚着して水分を控え、特に下半身を冷やさないようにしなければ。

タンスの奥から真冬に履いていた暖パンとモコモコのフリースレギンス、

それに毛糸のパンツを引っ張り出し、靴下も2枚履きしました。

かなりの下半身デブが出来上がりましたが、

どうせ外出しないのだし夫に見られるだけだから構わん!

 

利尿効果のあるコーヒー、便秘対策に飲んでいるジュース、豆乳も今朝から量を減らしました。

昼間飲むお茶も小さいティーカップにして、夜のお酒もちょっとだけにしよう。

 

あと、エクササイズで汗をかいて水分を排出するのも有効。

散歩とかジョギングとか運動のために外出するのはOKと昨晩ボリスも言っていました。

以前居間のテレビにYoutubeを映して夫と一緒にウォーキングエクササイズをした時、

夫のあまりのリズム感のなさに唖然としましたが、アレをまた始めるか。

それと、オシッコを我慢するために膀胱体操するのも効果があるかも。

これも一応エクササイズですよね。

 

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イギリスのお風呂掃除 たった5分でカビもライムスケールも完全除去

新居に移って何が一番嬉しかったかと言うと、

やっぱりバスタブのあるお風呂ですかね。🛁

ロンドンではシャワーだけだったので、ずっとバスタブが恋しかった。

お家自体は古いのですが、お風呂だけはわりと最近リフォームしたらしく、白くてピカピカ。

しかもロングサイズのバスタブなので、足を伸ばして横たわることができます。

ゆったり胸まで浸かってあったまると、

あまりの気持ち良さに「いい湯だなっ。ここは英国◯◯の湯 ♪」

思わず歌まで飛び出します。

 

最高❣️♨️

 

このきれいで快適なお風呂、

きの幸せをずっとキープしなければ!

とかたく心に誓ったのでした。

 

お風呂のお掃除はなんと言ってもやはり、

湿気との闘い

コレに尽きると思います。

 

素敵なお風呂なのですが、ただひとつ残念なのは換気扇が付いていないこと。

イギリスの古いお家では結構あるみたいです。

湿気をシャットアウトするために私がしているのは、

① バスタブや壁、床の水滴をバスタオルで拭く。

② お風呂場の窓、隣の主寝室に通ずるドアと主寝室の窓も開ける。

とまぁごくごく当たり前のことですが、効果はしっかり。

 

引越した当初、窓を開けたままにするとラディエーターの温度調節が狂うとかなんとか、

夫がうるさく文句をタレるので、お風呂後30分間だけ窓を開けていました。

ところが、2週間くらい経ったある日、

タイル壁の白い目地にうっすらとカビが生えているではありませんか。

 

ダメだこれは!

 

やはり30分窓を開けたくらいでは、

お風呂場のもぁ〜っとした湿気をなくすことはできないんですね。

さすがに主寝室の窓は開けっぱなしで寝る訳にもいかず、

30分間くらい経ったら閉めますが、お風呂場の窓は朝まで細く開けたままにしています。

 

お風呂を拭くタオルは拭き専用の小さめの古いバスタオルか、

または身体を4回拭いた後のバスタオルを使っています。

我が家ではバスタオルは4回使ったら洗濯するルールにしているので、

洗濯機に放り込む前にお風呂場を拭くことにしているんです。

拭き専用タオルは2回拭いたら洗濯。

1回拭いた後はラディエーターの下段に引っ掛けて乾かします。

私のタオル、夫のタオル、それに拭き専用タオル2枚を順番にローテーションさせて拭いています。

 

でもどうせ拭くなら、お掃除してから拭いた方が気持ちがいいですよね。

だけどせっかくのお風呂上りに湯冷めはしたくない。

スーパーの洗剤売り場をウロついていたら良いものを見つけました。

 

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Sainsburyのデイリーシャワークリーナー。750ml。85p。

無色透明のサラッとした液体で、香りもほとんどありません。

ライムスケールの防止にもなるようです。

私はバスタブのお湯を抜いた後、バスタブの中や蛇口、

シャワーヘッドの裏や濡れた壁全体にスプレーし、

スポンジで軽く擦り洗いしてからシャワーで洗い流しています。

インストラクションにはスプレーするだけで、

擦り洗いも拭きも洗い流しも不要と書いてありますが、

スプレーだけで洗い流さないでどうやって石鹸カスが取れるんですかね?

それに拭かなければ当然スプレーしたところに斑点模様が残ります。

いつものことながら、ツッコミどころ満載のこのテキトーさ。

イギリス人は多分気にならないんでしょうね。

シャワーで洗い流した後は身体を拭いてから、バスタブ、壁、鏡、濡れた床までバスタオルで拭き上げます。

 

面倒くさそうに見えるかもしれませんが、トータルで5分かからないくらいです。

慣れてくればどうってことありません。

これでバスタブや壁はツルツル、シャワーヘッドも蛇口も排水口もピッカピカになり、

気持ちよく次のお風呂に入れます。

湿気で汗をかいていたお風呂場全体が乾燥して、もうカビが生えることもなくなりました。

 

そしてもうひとついいことが。

我が夫、夜いつまでもテレビを観ていてなかなかお風呂に入ってくれないので、

私がいつも先に入り夫が出てからお掃除してたのですが、

「最後に入った方がお掃除して拭く」

という至極公平なルールにしたら、さっさと先に入ってくれるようになりました。 笑笑

夫の掃除なんてどうせいい加減なので、内心やってほしくなかったんですけどね。

たった5分なのに、やっぱり彼にはハードルが高かったみたいです。

 

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洗濯の頻度

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私の住む地方では、昨日は久しぶりに朝からスカッと晴れて洗濯日和。

ぐずぐずとムダな抵抗をする夫を叩き起こし、ベッドのシーツや枕カバー、

夫が着ているパジャマまで剥ぎ取り、洗濯機にダッシュしました。

私は外干し派なので、天気のいい日は寝坊してるヒマはありません。

 

ロンドンのフラットでは夜、お風呂から出た後に洗濯機を回し部屋干ししていました。

洗濯物を干せる庭がなかったからですが、

室内はとても乾燥していたので夜干せは朝起きる頃には大抵カラッと乾いていました。

ここは湿度が高いのか、頑張って朝から外干しして夕方取り込んでもすっきりとは乾きません。

今は夜ラディエーターで完全に乾かせるので助かってますけど、

乾燥機もないし夏の間雨が続いたらどうしたものか今から心配。

 

イギリス在住の先輩日本人の方々のブログで、

こちらの洗濯機で服がボロボロになったと書かれているのをよく見ます。

洗濯機に関しては有り難いことに、私自身はイギリスでトラブったことはなく、

我が家の洗濯機もほぼ毎日稼働させているにも関わらず、

機嫌よくガンガン働いてくれて、服を傷める心配もないのです。

 

にもかかわらず、夫が。

「洗濯のし過ぎで服が傷む」

と嫌がります。

 

結婚前、まだお付き合いの初期の頃、

週末夫のフラットにお泊りに行った時。

夜寝室のドアノブに夫のパンツが引っ掛けられているのを見つけました。

「これは何?」と聞くと、

「パンツを風通ししてるんだ」

と涼しい顔して言うので私は仰天。

翌日も、いや裏表2回ずつ計4日間同じパンツを履いていたのです!

(きったね〜)

 

またある時。

キッチンの手拭き用のタオルがいつも同じオレンジ色であることに気付き、

「ねえ、このタオルってどれくらいの頻度で洗ってる?」

と恐る恐る聞いてみました。

返ってきた夫の答えは、

「洗濯したくなった時」

 

おまえな〜 😒

 

キッチンのタオルは少なくとも1ヶ月、

バスタオルに至っては(コワイけど)ラディエーターに引っ掛けて乾燥させているからという理由で、

恐らく数ヶ月は同じものを使ってたんじゃないかと思います。

シーツなんか、ひょっとして1年おきとか?

そのくせ、外出から帰ると

「ちゃんと手を洗ったか?」と私にうるさく確認してくる。

きれいに手を洗ったって、アンタのタオルで拭けばかえって汚れるわ!

と心の中で突っ込んだのでした。

 

もちろん結婚した今ではパンツと靴下は毎日、

Tシャツは夏は毎日、冬は1日おきに替えさせています。

バスタオルも4回使用したら取り替えるルールを徹底。

シーツも週1で洗っています。

でも時々洗濯カゴに当日履いたパンツが入ってないのでおかしいなと思って探すと、

こっそり服の下に隠してあるのを発見。

 

パンツについては大論争の末、

毎日取り替えなかった場合の感染症にかかる可能性について、

医学的根拠をネットで探して突き付け、ようやく理解してくれたと思っていたのに。

やっぱり心の底では納得してなかったみたい。

 

それにしてもどうしてそこまで洗濯に抵抗するのかわかりません。

洗濯も干すのも畳むのも今は私が全てやってるから、

めんどくさいという理由も当てはまらないし。

確かに日本製に比べると衣類の縫製はイマイチで、

特にプ◯イマー◯などの安い衣類はしょっ中洗濯するとほころびてきます、

でも夫は平気で穴の空いたパンツや靴下を履こうとするし、捨てようとすると怒る。

服が傷むのが嫌なら、傷んだ服を着るのも嫌なハズだけど。

ケチなだけなのかしら?

 

どうしても理由が知りたくて夫に尋ねてみました。

夫の答は、

「海中にマイクロファイバーが流れ込むから」

 

 

私は知らなかったのですが、

洗濯の時に衣類から抜け落ちる細かいプラスチック繊維(マイクロファイバー)が海に流れ込み、環境汚染を引き起こすそうです。

「それを食べた魚だけでなく、その魚を食べた人間の体内にも蓄積されるんだよ。

洗濯の回数を減らせば流出するマイクロファイバーの量を減らせるだろ」

 

ヘぇ〜 🤓

 

そんな科学的な理由があったとはツユ知りませんでした。

さすが我が夫。

良かった!ただのドケチじゃなくて。

 

でも、待てよ。

マイクロファイバーってことはフリースとか、化学繊維だよね?

夫のパンツや靴下、Tシャツもほとんど綿100%だからセーフじゃない。

 

やっぱりただのドケチ?

 

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トイレットペーパーの使い方

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コロナウィルスの世界規模の感染拡大は、

ここイギリスでも日々の生活に深刻な影響を及ぼしています。

 

昨日の日曜日、いつものように近所の大型テスコに1週間の食料の買い出しに行きました。

イギリスでもあちこちでパニック買いが発生していて、

先週は既にパスタが売り切れでした。

驚いたことに、昨日は卵も売り切れ。保存食でもないのになぜ?

 

トイレットペーパーは数量制限をしているせいか少し残っていました。

私が日本ではトイレットペーパーの買い占めで大変な騒ぎになっていると言う話をすると、夫が不思議そうに、

「日本ではトイレットペーパーそんなに使わないでしょ?」

「え? もちろん使うよ。なんで?」

「だってウォシュレットがあるじゃない」

 

私は思わず吹き出し

「実はウォシュレット専用のトイレットペーパーまであるんだよ」

「???」

理解不能の夫。

 

幸いなことに我が家ではパニック買いが発生する以前に買い置いていたので、

暫くの間は大丈夫なのですが、

「うちでも少し買い占めておく?」

と、夫はニヤニヤ。

 

 嫌味。😡

 

我が家で16ロールのトイレットペーパーが2ヶ月足らずでなくなったことを皮肉っているのです。

夫がひとり暮らしだった時は半年以上もったのに、

一体どんな使い方をしているんだとさんざんイビられました。

 

生理現象のことまで口出しされたくないわ!💢

 

大体男と女でオシッコする仕組みが違うんだから、

女が男よりペーパーをたくさん使うのは当たり前。

それにお尻を拭くだけじゃなく、

便座を拭いたり、週1で便器を洗剤でパックしたりお掃除にだって使ってる。

 

「第一男は小の時に拭かないでしょ。

だからオシッコはパンツにくっついたまま。

お〜やだやだ!汚いったらありゃしない」

私が反撃に転ずると、

 

「拭いてるよ」

と、得意そうな夫。

 

えっ?

拭くの??

どうやって??? 🙀

 

「外では拭けないけど、家では拭いてるよ。

ペーパーを1シートだけ千切って」

ご丁寧に身振り手振りで説明してくれました。

 

私は恐怖に顔をしかめ、

「お願いだから2シート使って!」

と真剣に頼んだのでした。🧻

 

トイレットペーパーの用途は実は他にもあるのです。

夫には話してませんが。

 

大をする時の跳ね返り防止。💩

 

こちらのトイレは、というかうちの古いトイレは底が日本のより深いので、

ウ◯チが落ちた時のボッチャーンが大きく、

日本より跳ね返りのリスクも大きいのです。

 

なので自衛策として私はペーパーを4シートくらい取り、便器の水面に落としています。

効果のほどは?

残念ながら場合によりますね。

 

我が家の古いトイレはそろそろ替え時なので、

ボッチャン防止機能のあるトイレはないかなと探してみましたが、

さすがのトイレ先進国の日本でもまだ商品化されていないようです。

でも尿はね防止や便器自動洗浄などのハイテクトイレはいくつか出てますよね。

夫におねだりしてみようかな?

こっちで買ったら目玉が飛び出るほど高いだろうけど、

トイレットペーパーの節約になるよ。

 

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クレームをしないイギリス人

うちは夫も私もサラダが大好きで毎日マヨネーズをかけて食べるのですが、

マヨネーズが残り少なくなると、いつもある問題が発生。

 

中身がなかなか出てこない。

 

それもそのはず。

こちらのマヨネーズはガラスの瓶か角ばった硬いプラスチックボトルの容器に入っていて、

日本のマヨネーズのように絞り出すことができないのです。

最後は逆さに置いても降りてこないので、スプーンで掻き出すしかない。

忙しい朝はホントにイライラする。

 

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「きっとみんな困ってるよね、この容器。

変えたら良いのに。誰も文句言わないの?」

 

夫は「変えた方がいいね」と言いながらどっちでもいいよという表情。

 

ほらね。😏

 

イギリス人はクレームを言うのが好きじゃない。

ギャーギャー大袈裟に騒ぎ立てるイメージでカッコ悪いと思ってるらしい。

クレームを言うくらいなら我慢した方がいいのかも。

 

いつも思い出すのは、バーミンガムで経験したある事件。

日本の友達には何十回も話した、私の『イギリスあるある』ネタのひとつです。

10年くらい前旅行者だった私がバーミンガム在住の友人に会った帰り、

乗車する予定のオックスフォード行きの電車が運行中止になってしまったのです。

後で聞いたら原因は整備不良で日曜日にはよくあることらしいのですが、

当時そんな事情を知らなかった私はパニックに!

慌てて駅員さんのところに駆け寄り説明を求めました。

ところが、彼は私に謝るでもなく冷ややかにただひと言。

「大丈夫。その30分後に別のオックスフォード行きがあるから」

 

あの〜  私指定席券も取ってたんですけど!😠

 

予想通り30分後の電車は超満員。

もちろん私の指定席があるはずもなく、

途中で親切な紳士が席を譲ってくれるまでずっと立ちっぱなしでした。

 

でも一番驚いたのは、私の他には誰ひとりクレームを言う人がいなかったことです。

 

電車の運行停止や遅延はこの国ではいつものことで人々は慣れっこになっていて、

「ああ、また線路に葉っぱが落っこちちゃったんだね」

なんて言ってジョークにしてるという話も聞きました。

 

台風とか自然災害で電車が遅れても、罪のない駅員さんをどやしつける日本人より、

ジョークにして笑い飛ばすイギリス人の方がずっとオトナで素敵ですけど、

何度も何度も同じ問題が起きているのに何もしないで見過ごすのはどうなんでしょうね?

消費者として怠慢じゃないですか?

 

私自身日本で勤めていた会社で顧客からの苦情処理を担当していたことがあり、

多くの顧客からのクレームやアイデアが製品開発や包装設計に大いに役立ったのを覚えています。

 

だからクレームはした方がいいんですよ。

イギリス人のみなさん。

そしてさっさとマヨネーズの容器を改良しましょう!

 

「あなたたちが文句を言わないからいつまでもこんな不便な容器のままなのよ。

だから電車の遅延も改善されないのよ」

と、夫にもお得意のバーミンガムの話をすると、

 

「ああ、それなら改善されたよ。

僕たちが文句を言ったお陰で運賃が返金されるようになったんだよ。

覚えてる?

エディンバラに電車で行った時、途中で電車が止まって後で運賃の半額を返してもらったでしょ?」

 

そうでした。

何年か前から電車の30分以上1時間未満の遅延は半額、1時間以上の運行停止は全額戻ってくることになったのです。

私たちの電車はニューカッスルで止まってしまったのだけど、

その後すぐ運転再開されて結局遅れは40分だけだったのに、半額も返金して貰ったんだった。

あれはおいしかったな。🤗

 

いやいや、そうじゃなくて。

 

それってお金返せばいいんでしょって話で、

全然本質的な問題の解決にはなってませんから!

 

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