マイ♡スイートホーム in Britain

イギリスお家奮闘記

クレームをしないイギリス人


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うちは夫も私もサラダが大好きで毎日マヨネーズをかけて食べるのですが、

マヨネーズが残り少なくなると、いつもある問題が発生。

 

中身がなかなか出てこない。

 

それもそのはず。

こちらのマヨネーズはガラスの瓶か角ばった硬いプラスチックボトルの容器に入っていて、

日本のマヨネーズのように絞り出すことができないのです。

最後は逆さに置いても降りてこないので、スプーンで掻き出すしかない。

忙しい朝はホントにイライラする。

 

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「きっとみんな困ってるよね、この容器。

変えたら良いのに。誰も文句言わないの?」

 

夫は「変えた方がいいね」と言いながらどっちでもいいよという表情。

 

ほらね。😏

 

イギリス人はクレームを言うのが好きじゃない。

ギャーギャー大袈裟に騒ぎ立てるイメージでカッコ悪いと思ってるらしい。

クレームを言うくらいなら我慢した方がいいのかも。

 

いつも思い出すのは、バーミンガムで経験したある事件。

日本の友達には何十回も話した、私の『イギリスあるある』ネタのひとつです。

10年くらい前旅行者だった私がバーミンガム在住の友人に会った帰り、

乗車する予定のオックスフォード行きの電車が運行中止になってしまったのです。

後で聞いたら原因は整備不良で日曜日にはよくあることらしいのですが、

当時そんな事情を知らなかった私はパニックに!

慌てて駅員さんのところに駆け寄り説明を求めました。

ところが、彼は私に謝るでもなく冷ややかにただひと言。

「大丈夫。その30分後に別のオックスフォード行きがあるから」

 

あの〜  私指定席券も取ってたんですけど!😠

 

予想通り30分後の電車は超満員。

もちろん私の指定席があるはずもなく、

途中で親切な紳士が席を譲ってくれるまでずっと立ちっぱなしでした。

 

でも一番驚いたのは、私の他には誰ひとりクレームを言う人がいなかったことです。

 

電車の運行停止や遅延はこの国ではいつものことで人々は慣れっこになっていて、

「ああ、また線路に葉っぱが落っこちちゃったんだね」

なんて言ってジョークにしてるという話も聞きました。

 

台風とか自然災害で電車が遅れても、罪のない駅員さんをどやしつける日本人より、

ジョークにして笑い飛ばすイギリス人の方がずっとオトナで素敵ですけど、

何度も何度も同じ問題が起きているのに何もしないで見過ごすのはどうなんでしょうね?

消費者として怠慢じゃないですか?

 

私自身日本で勤めていた会社で顧客からの苦情処理を担当していたことがあり、

多くの顧客からのクレームやアイデアが製品開発や包装設計に大いに役立ったのを覚えています。

 

だからクレームはした方がいいんですよ。

イギリス人のみなさん。

そしてさっさとマヨネーズの容器を改良しましょう!

 

「あなたたちが文句を言わないからいつまでもこんな不便な容器のままなのよ。

だから電車の遅延も改善されないのよ」

と、夫にもお得意のバーミンガムの話をすると、

 

「ああ、それなら改善されたよ。

僕たちが文句を言ったお陰で運賃が返金されるようになったんだよ。

覚えてる?

エディンバラに電車で行った時、途中で電車が止まって後で運賃の半額を返してもらったでしょ?」

 

そうでした。

何年か前から電車の30分以上1時間未満の遅延は半額、1時間以上の運行停止は全額戻ってくることになったのです。

私たちの電車はニューカッスルで止まってしまったのだけど、

その後すぐ運転再開されて結局遅れは40分だけだったのに、半額も返金して貰ったんだった。

あれはおいしかったな。🤗

 

いやいや、そうじゃなくて。

 

それってお金返せばいいんでしょって話で、

全然本質的な問題の解決にはなってませんから!

 

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