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イギリスお家奮闘記

日本人を悩ますイギリス洗濯洗剤の2つのカテゴリー バイオとノン・バイオって何?


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イギリスで初めて洗濯洗剤を買う時、ほとんどの日本人が直面するのが

「バイオ?それとも ノン・バイオ?」問題ではないでしょうか。

 

日本にはない、洗剤の謎の2つのタイプ。バイオとノン・バイオ。

この意味を知らずにスーパーの洗剤売り場にやってきて、

えっ バイオって何? どう違うの? どっちを買ったらいいの?

と一瞬にしてパニックになり、その場に立ち尽くす日本人が後を絶ちません。

何を隠そう私もその一人でした。

 

簡単に言うと、

バイオとノン・バイオの違いは酵素が入っているかいないかだけなんです。

  • 酵素のパワーでガンコなシミ汚れを強力に落とすバイオ。
  • 酵素が含まれていないので洗浄力では劣るものの、お肌に優しく赤ちゃんや肌の弱い人向きのノン・バイオ。

という定義が一般的かと思います。

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日本の有名な洗剤はアタックもトップもほとんどの製品に酵素が入ってます。

バイオ洗剤なんて当たり前、なはずなのに、

この国ではイギリス人だけでなく日本人もノン・バイオを選ぶ人の方が多いみたいなんです。

かく言う私も最初は現地の日本人に勧められてノン・バイオを買いました。

 

でも本当の違いを知って使っている人はあまり多くない気がします。

徐々にネットや人聞きで情報を集め、実際に使ってみた結果

それぞれの利点や色々な事実、それに間違って伝わっていることも

あることがわかり、我が家では主にバイオ洗剤を使っています。

 

これまであまり2つのタイプの違いについて意識せずなんとなく

使っている方やこれからイギリスに来る方のために、

バイオとノン・バイオについて私が知っている情報を

簡単にまとめてみました。

 

敏感肌の人にはノン・バイオがおススメ

酵素は肌にダメージを与えるから、

と言う理由でより安全なノン・バイオを選ぶ人が多いような気がします。

 

バイオ洗剤に含まれる酵素は主にタンパク質を分解する働きを持ち、

人間の肌もタンパク質なので、すすぎが十分でない場合繊維に残り

アトピーの人や敏感肌の人には刺激を与えることがあるそうです。

イギリスの洗濯機はすすぎがイマイチな機種のもあるようなので

ご自身やご家族にお肌の弱い方がいたり、赤ちゃんのいるご家庭では

基本的にノン・バイオの方が安心して使えると思います。

 

ただ、肌へのトラブルはノン・バイオ洗剤に含まれる漂白剤や

柔軟剤、芳香剤によるケースも報告されていて、

バイオは大丈夫だけどノン・バイオで湿疹や痒みが起きた、

と言う人もいるので、要は人によるみたいです。

いずれにしても買う前に成分を十分チェックした方がいいと思います。

 

バイオ洗剤は衣類を傷める?

それからもうひとつバイオ洗剤を敬遠する理由は

衣類にダメージを与える、ということのようです。

「バイオを使ったらウールやシルクに穴が開いた」

というネットの口コミが結構あったのですが、

そもそもバイオ洗剤はウールやシルクには使用不可なのです。

 

上記のように酵素はタンパク質を分解するので、

タンパク質のウールやシルクに使えば生地を傷めるのは当たり前。

日本だってウールのセーターや絹のスカーフを洗うのに

アタックではなくて専用のおしゃれ着洗いを使いますよね。

イギリスにもWooliteとかPersilとかFairyとかノン・バイオの

おしゃれ着洗い(Delicate & Handwash Detergent)があり

ウールやシルクはそれで洗えばいいと思います。

用法通りに使っていればバイオ洗剤でも繊維に穴が開く、

ということは基本ないはずです。

 

血液ジミをバッチリ落とすバイオ洗剤 お財布にも優しい

酵素パワーによって、慣れ親しんだ日本の洗剤と同じ

強力な洗浄力が最大の売りのバイオ洗剤。

我が家は幸い夫も私も肌トラブルがないし小さい子供もいない。

クイックウォッシュや30~40℃の低温でも綺麗に洗えて

便利なだけでなく電気代と水道代の節約にもなるため

通常の洗濯にはバイオ洗剤の粉末とリキッド両方使っています。

 

うちの夫は髭剃りが下手で時々枕カバーに血液ジミを作るのですが、

バイオのリキッドをごく少量シミ部分につけ30分のクイックウォッシュ

で洗っても、いつもきれいに落ちています。

 

更にバイオ洗剤に含まれるセルラーゼという酵素

繊維の絡まりや毛羽立ちを取り除き洗浄力を高めるだけでなく

回数を重ねるごとに衣類のゴワツキや色あせも防いでくれるらしいのです。

イギリスに来て白いシャツを何回か洗ったら灰色になった

という話もよく聞きますが、

我が家の白いシャツもシーツも今のところ真っ白なのは

バイオ洗剤で洗っているせいかも。

 

バイオ洗剤の酵素は台所の油脂詰まりも分解! 

バイオ洗剤には洗濯だけでなく思いがけない効用がありました。

今年の1月、朝起きたら台所からの排水がたまる庭の排水桝から

濁った排水が溢れ、パティオに流れ出てているのを発見しました。

我が家は油を使う料理が多く、汚れたフライパンやお鍋をキッチン

ペーパーで拭いてから洗うようにはしているのですが、

気温の低い冬、流れ出た油脂が排水管の中で冷えて凝固し、

つまりを発生させて排水桝の水嵩が上がったらしいのです。

 

早速パイプユニッシュ的なものを購入しようと言う私をしり目に

夫はバイオ洗剤の大量の粉末を排水桝に投入。

昼過ぎに見ると水嵩がかなり下がっていました。

バイオ洗剤の酵素が油脂汚れを分解したみたいです。

夫がロンドンで一人暮らししていた時に台所が詰まり、

パイプクリーナーがなかったので試しにバイオ洗剤を使ったら

詰まりが解消したそうなんです。

 

今では予防として定期的に台所のシンクに投入しています。

夜台所を片付けた後、バイオの粉末約100gを2ℓほどの熱湯に溶かして

溶液を作り、シンクの排水溝に流し込んで水を流さずに1晩おくようにしています。

わざわざ高いパイプクリーナーを買わなくてもいいのでとても便利です。

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 まとめ 

バイオ洗剤はシミ汚れなどに強力な洗浄力がある反面、

アトピーなどお肌の弱い人には肌トラブルを起こすリスクがあるのも

事実なようなので、ノン・バイオの方が安全。

一方衣類のダメージについては使い方の問題の可能性が指摘されています。

 

これまで日本で酵素入りの洗剤を使っていて

特にお肌のトラブルなどはなかった、と言う人なら

洗濯機でのすすぎをしっかりやれば

イギリスのバイオ洗剤でも問題はないと思います。

 

何かと便利だし時間とお金の節約にもなるし、

うちはバイオ洗剤で大満足。

もしこれまでなんとなく使うのをためらっていた、

というだけであれば試してみて損はないかもしれません。

 

バイオにしろノン・バイオにしろ

びっくりするほど色々な銘柄と種類があるので

用途や成分、用法をチェックし(英語だけど)

自分や家族の肌タイプやライフスタイルに合っているか

しっかり確認して選んでみて下さいね。

 

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